建築文化週間2016建築夜楽校「「切断」の哲学と、これからの建築」

夜学校ポスターA4_0815

建築文化週間2016建築夜楽校シンポジウム「「切断」の哲学と、これからの建築」にモデレーターとして参加します。

日時:2016年10月7日 18:00~20:30(開場 17:30)
会場:建築会館ホール(東京都港区芝 5-26-20)
講演者:
千葉雅也(哲学者、立命館大学准教授)
平田晃久(建築家、京都大学准教授)
門脇耕三(建築家、明治大学専任講師)
コメンテーター:松田達(建築家、武蔵野大学専任講師)
モデレーター:平野利樹(東京大学隈研吾研究室)
対象:どなたでもご参加ください。
定員:300名(当日先着順)
参加費:無料

[主旨文]
1990年代はグローバリズムが加速した時代であった。ベルリンの壁崩壊やEUの発足は、政治的な境界の消失の象徴的な出来事であったが、あらゆるものの境界が消失し、流動的に接続される世界像が形成されたといえる。
同時代に開催された「Any会議」では、建築と哲学を架橋する議論が展開された。この中の一部の動きとして、デジタル・テクノロジーを駆使する若手の建築家たちを中心として、ドゥルーズの哲学を「接続の思想」として解釈し、そのような思想や当時の世界像に対応した建築のあり方を追求するものも現れた。ここで形成された建築思想は、現在のコンピュテーショナル・デザインの手法の礎になっている。
現在でも建築を考えるうえで、「接続性」や「関係性」は重要なキーワードである。一方、グローバリズムが示した境界を越えて自由にものが流動し接続される世界像はさまざまな側面で揺らぎはじめている(中東問題、EUの分裂危機…etc)。哲学においても、「接続性」や「関係性」の思想を批判する「切断」の思想や「オブジェクト」の思想など、新たな潮流が生まれてきている。また、「Any会議」以降、隔たりが生まれていた建築と哲学の距離は、再び縮まろうとしている。
このような状況をふまえ、本イベントでは、「切断」の哲学が建築に示唆するもの、そしてこれからの建築のあり方について、幅広い視点から議論する。


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