URO-CO
東京大学建築学専攻T_ADSでの担当作品
設計年 : 2018年
竣工年 : 2019年
所在地 : 東京都江東区長谷工LIPS内
機能 : パビリオン
設計 : 東京大学建築学専攻T_ADS(隈研吾研究室+小渕祐介研究室)+長谷工コーポレーション
構造 : 佐藤淳
合板製作 : ニッタクス
レーザー加工 : アルク
担当範囲 : プロジェクトマネージメント、全体ジオメトリ、ディテール検討、施工
東京大学建築学専攻T_ADSと長谷工コーポレーションによる、長谷工LIPS内に設置されたパビリオンである。木素材の新しい可能性を探求するというテーマのもと、素材のリサーチからスタートし、リサートをもとにして構造・形態を決定した。合板に無数の切り欠きを入れることで、柔軟性が生まれるという仕組みに着目し、それを構造体として発展させることを試みた。同様のアイディアを用いた家具はすでに多く存在するが、人が座る荷重に耐えるような構造体として成立させている事例はなく、また、切り欠きと曲率、構造強度の相関性についての研究も存在していなかった。プロジェクトでは、試作を繰り返しながら、切り欠き形状・密度と曲率・構造強度の相関性を割り出し、切り欠きの形状を全てグラスホッパーで制御するシステムを構築した。